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執筆者の写真co-ttie

秋物冬物ぞくぞく…

こんにちは。

ふわっと香る金木犀に癒される季節


日中はまだ暑い日もありますが

朝はかなり涼しくなりましたね。

空気が秋の空気になりました…


この数日で

洋梨、栗、モンブラン、と

秋冬物のタルトが次々とお目見えし


残すは

りんごのパイのみとなりました。


いちじくをもう少し楽しみたいので、

りんごのパイはあとちびっとお待ち下さい…


先週に引き続き

今日の木曜定休日も

栗の渋皮煮とその他諸々の仕込みで出勤です。


いや

出勤でした。


今朝はいつも通りの始発で来たので、

もう終わって帰り途中です。


この半日帰りって

ワクワクです。


帰って何がある訳でもないし、

逆にやらなきゃいけない家事とかがあるだけなのに…


なんだか得した気分になる

幸せな錯覚。


半日で帰る学校とか…


私は義務教育期間は

ほとんど早退とかしたことがなくて


あまり簡単に学校を休ませてもらえなかったので…


あ、こりゃ誤解を生みそうですが

要は仮病とか、今日あんまり行きたくないなぁ…

とかが通用しなかったということです。


休むにはちゃんと熱が出てなくてはいけなくて


当時は我が家は水銀の体温計でした。

懐かしいですねー


今思うと結構怖いです。

ガラスで中は水銀ですから…


具合が悪いと熱を計らせられるのですが

凄い長い時間粘っても

上がらない…


ま、そうですよね

半分仮病のようなものですから。


そこで思いついた必殺技が

体温計のお尻側を下にして

軽くトントンとたたくのです。

机の上でタオルなどをクッションにし

その上でトントン…


そうすると、水銀が動くのです。

熱があるように見えるのです。


やり過ぎると40度以上とかになってしまって


いかんいかん

これは上げすぎ…

と、また逆方向へトントン…


そして、

絶妙な

病院には行くほどでもないけど

学校はお休みしようかね。

という微熱よりちょい高い熱に定めて母に見せます。


そして晴れて元気だけど休むズルが成立。


でも

具合が悪いという理由で休んでいるので

結局寝ていなければならないし

罪悪感でいっぱいになるので

全然楽しめません。


やっぱり休まなければよかったなって。


ところが

たった一度だけ

逆のことがあったのです。


あの日のことは鮮明に覚えています。


中2でした。


少し風邪っぽくて

熱は微熱。


全然学校に行ける体調だったのですが

その日は母がやたらと休ませたがる…

いつもは簡単に休みなさいとは言わないのに。


私は

その日は何がなんでも登校しなければ!

という日でした。


大好きだった先輩の

最後のクラブ活動の日だったのです。


部活じゃなくて、

授業の中のクラブの時間です。


バスケ部だった先輩を1時間見続けられる

最後のチャンス


むか〜しの多分古い方のブログで書いたかと思いますが 


多分

今までで1番純粋な気持ちで好きだった人…

だと思ってます。


姿を見れるだけで幸せで

子供ならではの

超ど直球の好きって感じでしたね。


そんな大事な日

絶対休みたくなかった私に

どうしても休ませようとする母。


もちろん休みたくない理由は言えません…


どちらも一歩も引かず


最後の手段で母が出してきた餌は


「お昼にサンキューセット買ってあげる」


でした。


当時のマックの安〜いセットです。


そして

信じられないことに

私はその餌に見事に釣られたのです…


今でも悔いが残ります。


なぜ先輩がサンキューセットに負けたのか…


私の気持ちは

サンキューセットに負けるほどのものだったのか…(そんな筈はない!)


もう二度と見ることが出来ない

先輩のバスケ姿だったのに…


ただですね


私にとってのサンキューセットとは


ちょっと重みが違ったのです。


そうなんです

ファーストフードを

ほとんど食べさせてもらえない家だったので


ハンバーガーに対する憧れ


もとい

ハンバーガーは食べてました。

もちろん母のお手製の…


そうではなく

マックとかロッテリアとか…(時代を感じる…)

そういうお店のハンバーガーやポテトへの

憧れ!です。


大好きな先輩と天秤にかけても

サンキューセットが買ってしまうほど


ファーストフードを食べたかったのです。


味は…

もちろん美味しくなかったです。

まるで先輩を売ったかのような良心の痛み…

それを感じながら食べたハンバーガー…


食べる時にはもう気付いてしまっていたのです。

とんでもない間違いを犯してしまったと。


でももう後の祭りでした。


上機嫌でサンキューセットを買って来た母…


普段は絶対食べさせてくれないのに!


と思ったのを覚えています。


今では

何もかも手作りで育ててくれた母に

感謝してますよ。


その環境でなかったら

今のお仕事はしていないでしょう…


私にはとても真似できません。


やはり食べてみたかった

ポテトチップ…

コンソメパンチ…


なんて魅力的な響き。


これも母に頼んだことがあります。


ポテトチップのコンソメ味が食べたい!


そうしましたら

母はジャガイモを超〜薄切りにして

揚げ始めました。


自家製ポテトチップです。


そして

生協のブイヨンを使って味付け。


「はいポテトチップできたよ」


完敗です。


ジャガイモをスライスして

油で揚げる‥


この手間を考えたら

買った方がどんなに楽か。


でも

母にとってはそんなことが問題ではないのでした。


こんなふうに書いてしまうと

物凄くキッチリした

厳しそうな母だと思われるかもしれませんが


いやいや

ど天然のすっとぼけたかわいい〜母なんです。


秋冬物のタルトが出たお知らせから

物凄い脱線をしてしまいました。


しかも長い。


失礼イタシマシタ。


お店ではお取り置きもお受けしておりますが


お電話の応対時間は

営業時間内12時〜18時までとなっております。


またFAXでのご注文はお受けしておりません。

ご不便をおかけしますが

どうぞよろしくお願いいたします。



















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